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変だと感じたら受診

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主な特徴を理解しましょう

最近の若者言葉で気分が沈むようなことを指して「うつ」と軽く言うように、一昔前に比べ、精神病についての理解は進んできました。いまやうつ病は誰しもかかる可能性がある病の一種として認識されています。しかしながら、その症状については未だあいまいな理解に留まっていることが多く、治療を必要としているのに気づけないケースがあります。特に近年増えている「新型うつ」は、単なるワガママと誤解され、本人も深く悩む原因となります。治療に取りかかるのが早いほど、その予後は良好になります。正しく症状を理解し、早期発見と治療に結びつけられるようにしましょう。まず、従来型のうつです。1、気分が大きく沈む期間と、2、万能感を持ち精力的に活動できる期間が交互にやって来ます。躁鬱(そううつ)と言われる所以です。1の間は、何もやる気が起きず、全く楽しさを感じることができず、出掛けることも、場合によっては起き上がることすらできなくなります。2の間は、逆に生き生きと活動でき、何をしても楽しく、気分は常に高揚し、睡眠時感を削っても平気です。このふたつの期間は個人差がありますが、一定周期で繰り返します。原因のない気分の浮き沈みが大きい場合は、該当する可能性があります。最初期のごく軽いうつの場合、全くまたは短時間しか眠れない、笑顔が作れない、お風呂に入らない、仕事以外で外に出ない、などプライベートでの生活や清潔が維持できない症状が出ます。家族や友人などの親しい間柄でのみ、最近なんだかおかしいな、と気づけるレベルです。次に新型うつです。こちらは気分の浮き沈みが周期的にはやってきません。例えば出勤する、登校するなどのある特定の行動を取るのが著しく困難になり、それ以外の生活については全く問題ありません。旅行も行くし、趣味にも精力的に取り組めますが、出勤しようとすると、家から出られない、駅についても電車に乗れないなどの症状が出ます。責任ある物事においてのみ症状が出ることから理解されにくく、本人も恥じ入る気持ちが強く、気持ちが追い詰められやすくなります。心療内科などで治療を進めていくのが一般的です。信頼できる医師を見つけ、話を聞いてもらいましょう。治療薬も幾つかあり、医師の判断のもと決めていきます。